猫が人を癒すって本当?「セラピーキャットの能力」とは
アニマルセラピー、猫ちゃんなどペットと幸せな暮らしを送られている方は日々実感されていると思います。
アニマルセラピーは、ずいぶん前から注目されていた動物介在療法です。
そんな中、最近猫のセラピー能力に注目が集まっているとのこと。猫が人にもたらしてくれる癒しのパワーとは、どのようなものなのでしょうか。
アニマルセラピーとは
アニマルセラピーとは、動物と触れあうことで、疲れた心を癒すだけではなく、辛いリハビリや治療などの負担軽減を目的とした動物介在療法のことです。
ペットを飼っている家庭では、飼っていない家庭と比べ通院回数が数十%減少したというデータもあるほど、その効果は高いものがあります。特に効果を発揮するのは、
- 虐待を受けた子供
- 不登校児
- 親がいない子供
- 認知症や精神病を患っている患者
- 死刑囚
- 老人
- 終末期医療を受けている患者
といった方々です。ペットはこのような人々と触れ合い、さまざまな手助けをしてくれています
猫が持つセラピー能力とは
アニマルセラピーで活躍している動物の多くは犬です。忠実な性格と愛らしい風貌、そしてその賢さから、多くの人の手助けを行ってきました。そんな中、今ある動物のセラピー能力に注目が集まっています。その動物とは、私たちが大好きな猫です!
猫といえば、犬と比べると自分勝手できままな性格が魅力ですが、それは果たしてセラピーに役立つ特徴なのでしょうか?。猫が活躍するセラピーキャットが人気というのはどういうことなのかチェックしました。
セラピーキャットを描いた作家眞並恭介さんの著書『すべての猫はセラピスト 猫はなぜ人を癒やせるのか』が話題となっています。
「“猫のプロ”が可愛すぎる! 犬とは違う「セラピーキャット」の能力とは?」(excite.ニュースより)
この本の主役はセラピーキャットの「ヒメ」。真っ白なふわふわの毛が特徴的な女の子です。
ヒメの飼い主はアニマルセラピーの第一人者で、ヒメは幼いころからセラピーキャットとして育てられました。ヒメは自分を必要としている人が分かるのだと言います。
猫は犬のようにきっちりしたしつけができる動物ではありませんが、猫にしかない独特の魅力があり、犬のような忠実性がなくとも癒しを与えることができるのだそうです。
- 抱き心地の良さ・体のサイズ感・清潔感
- 訓練によって習得する技能ではなく、猫そのままの魅力
このような猫の性質によって、もともと猫はセラピーにとても向いた動物であるということです。猫の生き方、立ち振る舞い、その存在そのものが天性のセラピストであると語られています。
まとめ
これまでのアニマルセラピーは、しつけができ、能力が高く、人に忠実な犬がその多くの役割を担っていましたが、最近では猫のセラピー能力の高さに注目が集まっています。
猫にしつけは難しいとされ、セラピーキャットとしてその役割を果たすことができるのかという声もありましたが、猫の持つ性質を最大限に生かした癒しは、多くの人に伝わっているようです。猫のセラピー能力は非常に高いと言えます。
私たち猫の飼い主も、日々猫と触れ合う時間で本当にリラックスして幸せになれますよね。いつも癒しをありがとう、と改めて感じました。